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ドロドロ血液の種類と原因

中高年からの健康を考えた場合、血液の流れに気を配ることは最も大切です。
血液がサラサラの状態で体の隅々まで滞りなく流れていれば、中高年以降の殆どの病気は予防できるからです。

逆に、血液がドロドロで毛細血管の血流が悪くなると、体の末端の細胞まで酸素や栄養素を運ぶ事ができず、また老廃物を回収する事もできません。その結果、生活習慣病と呼ばれる脳疾患や心臓疾患などの重大な病気を引き起こしやすくなります。

また、ドロドロ血液はシミ、シワ、白髪や抜け毛、老眼などの老化現象を促進する原因のひとつになっています。

 

ドロドロ血液の種類

さまざまな病気を引き起こす原因となるドロドロ血液には、大きく分けて次の3種類があります。

ネバネバ血液
赤血球中の糖分や脂肪分が増加すると、赤血球同士がくっつき合って弾力性が失われ、変形できなくなって「ネバネバ血液」になります。「ネバネバ血液」になると酸素を運ぶ働きのある赤血球が体の細部まで行き渡らなくなります。血糖値が高い糖尿病の患者さんに良く見られるタイプです。

ベタベタ血液
ストレスや過労、喫煙、睡眠不足などの影響で活性酸素が増えると、白血球の粘度が増して「ベタベタ血液」になります。「ベタベタ血液」になると白血球が毛細血管の内側にくっつきやすくなり、血液の流れが悪くなります。

ザラザラ血液
アルコールや糖分を過剰に摂取する事により、出血したときに血液を固める役割を担っている血小板が凝集して塊になります。この血小板の塊が血液の流れを阻害し、「ザラザラ血液」になります。この「ザラザラ血液」は、脳梗塞や心筋梗塞などの血管を詰まらせる病気の一因になる事があります。

 

ドロドロ血液の原因

なぜ、ドロドロ血液になってしまうのか、その原因として次のようなことがあげられます。

食事
ドロドロ血液の最大の原因は、食生活にあると言えます。特に肉類などの動物性脂肪の摂りすぎは要注意です。動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は赤血球の膜を固くするため、「ネバネバ血液」の原因になるからです。また、食べすぎや飲みすぎによる過剰な栄養摂取は体脂肪として体内に蓄積され、血液中にも中性脂肪やコレステロールが放出されることになり、その結果、血液をドロドロにしてしまいます。

運動不足
食事で摂った栄養は、体を動かす事により消費されますが、運動不足などで消費されないと脂肪分や糖分が体内に蓄積され、血管中にも放出されます。また老廃物も体外にスムーズに排出されなくなり、血液中にたまるため、よりいっそう血液をドロドロにしてしまいます。

ストレス
ストレスは自律神経のホルモン分泌に影響を与え、血管を収縮させるため血圧が上昇します。またコレステロール値は血糖値も上昇させるため、血液の粘度が増し、ドロドロ状態になります。

喫煙
たばこを吸うとアドレナリンが分泌され、血管を収縮させて血圧を上昇させます。その結果、赤血球が増加し、血小板も凝集しやすくなるため、血液がドロドロになります。また、喫煙により有害物質が体内に入ると、その有害物質から体を防御するための白血球が増え、血液はますます粘性が高まってドロドロ状態になります。

紫外線
紫外線を浴びると、体内で活性酸素の一種「スーパーオキシド」が作られます。この「スーパーオキシド」は、体内の脂質を血液内に流出させる働きがあるため、血液の粘性が高まり、血液がドロドロの状態になります。

 

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