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ガンはなぜ発生するか

ガンは、中高年世代が最も警戒しなければならない病気です。

ガンの発生リスクは、40歳以上80歳まで5年ごとに約2倍ずつ高くなると言われており、中高年世代が最も警戒しなければならない病気です。しかしまた現代では、ガンは予防できる病気であり、早期発見により治る病気となってきています。

ガンを防ぐためにも、また早期に発見するためにも、まずはガンがなぜ発生するか、ガン発生のメカニズムを知っておく事が大切です。

 

ガンはなぜ発生するか・ガン細胞発生のメカニズム

ガン細胞発生のメカニズムとしては、2つの要因が考えられます。
1つは、私たちを取り巻く環境や食品中に含まれる「発ガン物質」です。この発ガン物質の影響で、「正常の幹細胞」の遺伝子が傷つき、「ガン幹細胞」が作られます。最初はたった1個の正常細胞だったものが、無限に増殖するガン細胞へと変貌するのです。

1個のがん細胞の大きさは約10ミクロン(1ミリの百分の1)程度の大きさですが、分裂を10回繰り返すと、何とガン細胞の数は約千倍にもなり、大きさは100ミクロンにもなります。さらに分裂を40回繰り返すとガン細胞の塊は10センチ程度になり、はっきりとした自覚症状が現れて来る他、命を脅かすほどになります。

そしてまた、ガンはある一定の臓器や組織に発生したとしても、体の他の部分に転移している可能性があるため、全身病として捉えるべきと言われます。これが正常細胞とガン細胞の決定的な違いであり、またガンの怖ろしさでもあるのです。

発ガン性物質としては、息をするだけで発生する活性酸素、食品添加物、タバコや排気ガスに含まれる有害物質、化学合成医薬品、太陽光の紫外線や放射線、残留農薬、ウィルス等があります。

このように、私たちはありとあらゆる発ガン性物質に囲まれて生活していると言っても過言ではありません。

しかし、私たちの体には、自然治癒力というものが存在しており、免疫力が正常に機能すればたとえガン細胞が発生しても体内から排除され、ガンの発病には至りません。

ガンが発病するには、2つ目の要因としてあげられる「免疫力の低下」が関連して来るのです。
免疫力とは、細菌やウィルスなどの体の外から侵入してくる異物や、体の中で発生するガン細胞などの異常細胞を生体の免疫監視機構がいち早く発見して撃退し、自分の体を守ろうとする力です。

人間の体の中では40歳を過ぎると毎日5,000個以上のガン細胞が発生していると考えられています。そのガン細胞をリンパ球などが攻撃して退け、ガン化を抑えているのです。

しかし、何らかの原因で免疫力が低下すると、毎日毎日発生しているガン細胞の増殖を抑えきれなくなります。そうしてガンが発病する事になるのです。さらに、ガン細胞の増殖するスピードは、免疫力(特にNK細胞の活性値)が低下している人ほど早いと言われています。

このような免疫力低下の原因としては、不規則な生活習慣や偏食、過度なストレス、運動不足、睡眠不足、過労などがあげられます。

ガンは確かに怖ろしい病気ですが、発ガン物質を避け、免疫力を高めておく事により、予防することのできる病気です。

 

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