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女性の更年期を乗り切る方法

女性の更年期は、「閉経」といった体に大きな変化が元になるため、更年期症状も強く現れる傾向があります。

しかし、日常生活の中で気持ちを明るく持ち、前向きに生きることで更年期を乗り切ることができます。

更年期障害が強く、日常生活にも影響がある場合は、ホルモン補充療法や漢方療法などの方法もありますので、我慢せずに医師に相談し、乗り切って行きましょう。

 

女性の更年期を乗り切るには

無理をしない
更年期を乗り切る方法として、まずあげられるのは、「決して無理をしない」という事です。

疲労感や倦怠感、その他の症状が強く、仕事や家事がつらい時は思い切って休みましょう。無理をして自分を追い込んでしまうと、かえって症状が悪化してしまいます。

更年期は、ずっと続くわけではなく、1時期のことなのであせる必要もありません。体が新しいバランスを取り戻すまで、決して無理をしない事が大切です。

家族の理解と協力
更年期の症状として、イライラしたりうつ症状になったりする事があります。また、体の不調から仕事や家事がつらい事もあります。

そのような症状を家族に話し、理解と協力を求めましょう。更年期を乗り切るために、家族の協力は心強いサポートになります。

食事によって乗り切る
色々な症状が現れる更年期障害を乗り切るためには、体の免疫力を高め、自然治癒力や体の抵抗力を強化しておく事が大切です。

そのためにも重要なのが、毎日の食事です。栄養バランスのとれた食事をする事により、病気を防ぎ更年期の症状を軽くする事ができます。

また、大豆製品に含まれているイソフラボンは、植物性エストロゲンとも呼ばれ、閉経により急激に減少した女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをします。

納豆、豆乳、豆腐、きな粉、みそなど大豆製品を多くとるようにすると、更年期の症状を和らげる事ができます。更年期に不足しやすい鉄分やカルシウムを多く含む食品も、重点的に摂るようにしましょう。

積極的に運動をする
更年期を乗り切るために、積極的に運動をしましょう。運動は自律神経のバランスを整え、さまざまな不快症状を安定させる効果があります。また、抑うつ気分や不安を軽減するなど精神面への効果も期待できます。

きつい運動をする必要はなく、ウォーキングや水泳、室内でできるストレッチなどの有酸素運動がおすすめです。

気分転換とストレス解消
更年期障害には、ストレスが大きな影響を与えています。時には、海や山に出かけて大自然に触れたり、近くの公園を散歩したり、コンサートや展覧会に出かけてみるなどして、気分転換やストレス解消をはかりましょう。

また、好きな趣味に没頭するのも更年期を乗り切る大きな力になります。

アロマテラピー
アロマテラピーは、心地よい香りが脳を刺激し、リラックス効果がホルモンのバランスを整え、自律神経を安定に導きます。

その結果、更年期に伴うさまざまな不定愁訴が軽減されます。

漢方薬で更年期を乗り切る
古来からある漢方療法は、即効性はありませんが穏やかな効き目で全身の状態を整えて行きます。特に更年期障害の代表的な症状であるほてりやのぼせ、冷え、頭痛、めまい肩こり、不眠などの改善に効果があります。

更年期障害に効果があるとされる漢方薬には当帰芍薬散 、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、半夏厚朴湯、柴胡桂枝乾姜湯、葛根湯などがあります。

サプリメントで更年期を乗り切る
更年期障害を軽減するものとして、栄養補助食品やサプリメントを利用するのもひとつの方法です。特にローヤルゼリーには、自律神経の乱れを整える効果と女性ホルモンの分泌を促す効果があります。

また、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあり、更年期障害の症状を軽減する事ができます。(ただし、過剰摂取による副作用が出る事があるので注意してください)。

その他、更年期障害を和らげるサプリメントとして、ビタミンB6、ナイアシン、ビタミンE、パントテン酸、アセチルコリン、マンガン、コエンザイムQ10などがあります。

サプリメントは、過剰摂取を防ぐためにも決められた用量を守り、自分の体質に合うものを選んで利用してください。

ホルモン補充療法
更年期障害の症状が重く、日常生活にも大きな影響がある場合は、「ホルモン補充療法(HRT)」も選択肢のひとつです。

ホルモン補充療法は、特にほてりや発汗、不眠、イライラ、などの更年期特有の症状の改善に効果があります。この治療法は女性ホルモンの急激な減少がなだらかに行われるように、飲み薬や貼り薬で少量のホルモンを補うというものです。

以前はエストロゲン(卵胞ホルモン)のみを投与していたため、子宮体がんを発生・進行させる副作用が問題とされましたが、現在はプロゲスチン(黄体ホルモン)を併用することで、副作用の危険性はないとされています。

しかし、このホルモン補充療法を行う場合は、きちんと医師の指導のもとに行うようにしましょう。

 

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