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中高年の脱毛症の種類

中高年の髪の悩みの中でも最も深刻なのが「脱毛症」です。

脱毛症は、男女ともに起こり、原因としては遺伝、過剰なストレス、間違った頭髪のケア、極端なダイエット、自己免疫力の低下などが考えられていますが、中高年からの脱毛症には大きく分けて3種類あります。

 

脱毛症の種類

男性型脱毛症(壮年性脱毛症・AGA)
40歳代以降の中高年世代から多くなってくるのがこの男性型脱毛症です。男性型脱毛症は、AGA(Androgenetic Alopecia)と言い、頭部全体ではなく、特徴的なM字型を描く前髪の生え際の後退と、頭頂部の髪が薄くなってくる症状が同時に進行します。

男性型脱毛は遺伝的な要因及び、男性ホルモンの「テストステロン」が関係していると言われています。

脱毛部分の頭皮にテストステロンから作られる多量のジヒドロテストステロン(DHT)が確認されているため、このジヒドロテストステロンの影響でヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増え、脱毛症へ移行すると考えられています。

また、女性にも男性型脱毛症は存在し、女性の場合には「女性男性型脱毛症」(Female AGAまたはFAGA)と呼ばれています。

脂漏性脱毛症(粃糖性脱毛症)
脂漏性脱毛症は、ホルモンバランスの異常などで頭皮に過剰に皮脂が分泌され、それが毛穴を塞いでしまう事が原因でおこる脱毛症です。頭皮の毛穴が塞がれると、毛穴の周辺で常在菌が異常繁殖し、毛根が炎症を起こして髪の毛が抜けます。

真菌の一種であるマラセチア菌が原因という説もありますが、この菌は誰にでも存在し、増殖すると皮膚に炎症を起こし、フケやかゆみといった症状を引き起こします。そして炎症が悪化すると髪の毛が抜け、脂漏性脱毛症となると考えられています。

脂漏性脱毛症はこの他に、男性型脱毛症と同じく過剰なストレスや生活習慣などによって起こることもあります。

円型脱毛症
円形脱毛症は、突然、髪の毛が円形や楕円形の形に脱毛が生じるもので、中高年世代に限らず乳幼児や高齢者にも起こります。

「10円ハゲ」などと呼ばれることもあるように、円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生します。その脱毛斑はひとつの事もあれば複数の事もあり、時には脱毛が頭髪全体に及んだり、頭髪以外の全身の毛が抜けるケースもあります。

円形脱毛症は、ストレスが主な原因とされてきましたが、幼児にも発症することから、ストレス以外にも「内分泌異常」「自己免疫疾患」「遺伝的素因」等が原因として考えられています。

 

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