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顔のシミができる原因と予防法

顔のシミは、中高年世代にとって大きな悩みのひとつです。

近年はシミに関する研究も進み、対処法も色々と確立されてきましたが、シミのできる原因を知り、できる限り予防するようにしましょう。

 

顔のシミができる原因

紫外線によるシミ
シミの原因の7割は紫外線です。

紫外線を浴びると皮膚はメラニン色素を作って防御しようとします。メラニン色素は少しずつ肌の表面に浮上してきて、紫外線から肌を守ろうとしますが、それが「日焼け」の状態です。

メラニン色素は、役目が終わると肌の新陳代謝とともに剥がれ落ちて、元の肌の色に戻ります。しかし、年齢とともに新陳代謝が弱くなってくると、なかなか剥がれ落ちず、肌の表面でメラニン色素が色素沈着を起こします。

その結果できたものがシミなのです。シミは強い紫外線を浴びてすぐに出る場合もあれば、一定期間皮膚の内部にとどまっていたものが突然肌の表面に現れることもあります。

皮膚の老化によるシミ
皮膚が老化すると、細胞活性が衰えてメラニンの代謝も悪くなります。少し紫外線を浴びただけでも、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞が活性化され、メラニン色素をたくさん含む表皮細胞が層になり、それがシミとして現れて来ます。

ストレスによるシミ
ストレスは、免疫力を低下させ、ホルモンバランスを乱し、肌の新陳代謝にも影響を与えます。

精神的にストレスがたまりイライラすると、身体がこのストレスに対抗しようとして副腎から「コルチゾール」というホルモンが分泌され、シミができやすくなります。ストレスによるシミは、額や眉毛の上あたりにできやすいと言われています。

また、ストレスがたまると体内に活性酸素が増加して、肌の老化を促進し、メラニン色素が沈着した細胞がどんどんたまって行き、さらにシミができやすくなるのです。

肝機能低下によるシミ
肝臓や腎臓などの内臓が弱っている時はシミができやすくなります。

肝臓は全身の血液の老廃物を取り除いたり、有害物質を解毒して血液を浄化する働きがあります。しかし、この肝臓の機能が低下すると血液の浄化が不十分になり、肌の細胞にも老廃物の混じった血液が蓄積する事になります。

その結果、 「肝班(かんぱん)」 と呼ばる特殊なシミができやすくなります。

タバコによるシミ
タバコは、活性酸素を増やしたり、血管を収縮させて血行が悪くなるため、肌の老化を促進します。また、メラニン色素の生成を抑える働きのあるビタミンCを壊してしまうため、シミができやすくなります。

その他
その他のシミの原因としては、妊娠中のホルモン異常によるシミや、肌に合わない化粧品の使用、抗生物質などの薬、やけどやニキビ、かぶれやケガの痕が色素沈着してできるものなどがあります。

 

顔のシミの予防と改善

紫外線を避けてシミを予防する
シミの予防として最も大切なのは、紫外線を避ける事です。紫外線は、夏だけでなく冬も降り注いでいます。また曇りの日や雨の日も降り注いでいます。

そのため、日焼け止めクリームは1年を通して使用し、特に屋外で活動する時は日焼け止めクリームを厚めに塗ったり、UVカット用の帽子、日傘、手袋などを着用して紫外線から肌を守るようにしましょう。

薄いシミの改善
シミが薄いものは、毎日の手入れで改善する事が可能です。

洗顔後に化粧水をたっぷりとつけて肌に水分を補給し、美白効果のあるフェイスパックやビタミンC誘導体入りの美容液などで、肌の表面からメラニン色素を吸い上げます。ミネラルウォーターなどの水を飲んで内側からも水分補給をします。

ビタミンCを多く含む食事を摂り、栄養バランスにも注意してください。シミの部分を集中的にパックしたり、肌を再生させる効果のあるプラセンタ入り化粧品の使用も薄いシミの改善に有効です。

濃いシミの改善
濃いシミは簡単には消えませんので、時間はかかりますが根気良く改善して行きましょう。

洗顔後に化粧水をたっぷりとつけて肌に水分を補給し、美白効果のあるフェイスパックやビタミンC誘導体入りの美容液などで、肌の表面からメラニン色素を吸い上げます。

その他、マッサージをして顔の血行を良くしたり、ピーリングパック(角質ケア)などを行う事により、徐々に薄くして行く事ができます。

また、病院の皮膚科やクリニックで、「シミ取りクリーム」としてハイドロキノン配合のシミ取り化粧品を処方してもらうのも、ひとつの方法です。この場合、副作用に留意しながらシミを徐々に薄くして行きます。

 

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