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肌のたるみはなぜ起こる?

中高年の肌の悩みで、まずあげられるのが「肌のたるみ」です。肌のたるみは、シミやしわと違って自分では気づきにくい面がありますが、ある時ふと鏡や写真を見て自覚する事が多い老化現象です。

「上まぶたが厚ぼったくなって下がり気味になった」「あごが二重になった」「口の両端が下がり気味」「法令線が目だってきた」・・・こんな症状がたるみ肌です。

肌がたるんで来ると、顔は陰気な感じになり、いわゆる「老け顔」の印象を与えます。
では、このような肌のたるみはなぜ起こるのでしょうか?

 

肌がたるむ原因

真皮層の衰え
若い頃の肌は、ハリや弾力がありピンとはった状態ですが、老化が進んだ肌は肌自身の重みで下へ下へと下がって、たるんでいきます。

肌のハリや弾力を支えているのは、真皮層に存在しているコラーゲンやエラスチンです。繊維芽細胞から分泌されるコラーゲンは繊維状に絡み合って立体的で規則的な網目構造をしていますが、それが肌のハリや弾力を保っています。

しかし、女性ホルモンが減少するとコラーゲンも減り、コラーゲンを繋ぎとめているエラスチンももろくなって切れてしまいます。

また、真皮層はその下にある脂肪層も支えていますが、脂肪層は20歳頃から徐々に減って行き、皮膚全体が薄くなってきます。そうすると皮膚を支える力が弱くなり、下へ下へとたるんで来るのです。

筋肉の衰え
加齢に従い、全身の筋肉が衰えて来ますが、顔の筋肉の衰えは直接、肌のたるみの原因となって現れます。

顔には、表情筋と言われるたくさんの筋肉があり、それが顔の皮膚の土台となっています。そのため、この筋肉が衰えて来ると、肌もたるんで来ます。

 

肌のたるみが起こる場所

まぶたのたるみ
まぶた(瞼)のたるみは、肌の弾力が失われ、顔に張り巡らされている表情筋という筋肉が衰えてくると、まぶたの脂肪や皮膚を支える力が弱くなった結果、起こります。

目の下のたるみ
目の下のたるみは、目の周囲の筋肉の緩みと、皮膚の弾力が失われた結果、起こります。
下まぶたの脂肪を支えていた筋膜が緩んで、脂肪が下がってとび出すような状態になり、それが「目ぶくろ」の原因になります。

頬の筋肉のたるみ
法令線(ほうれい線)とは、小鼻の両脇から、口元にかけて八の字に入るしわを指します。
このしわは、口の周りの脂肪が減少するとともに、頬の筋肉が衰えて垂れ下がる事が原因で生じます。

あごのラインのたるみ
あごは、脂肪の多い部分ですが、顔の筋肉が衰えると脂肪が緩んで垂れ下がって来ます。
その結果、あごのラインがたるんでぼやけたり、二重あごになったりします。

 

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